牧師室の窓から 2024年3月

牧師 田村 博

「牧師室の窓から」                  牧師 田村 博

☆2023年度が3月末で終わります。一年を振り返ったとき、地上での生涯をまっとうされて天に国籍を移された兄姉や、住居の関係やその他の事情で他の教会に移られた兄姉のことを思い返します。同時に、主イエス・キリストとの出会いによって救いに与かり永遠の命に与かった方々のいらっしゃることを感謝をもって受けとめたいと思います。2023年度には53回の主日(日曜日)がありました。4月1日が日曜日であるか、あるいは4月1日が土曜日で翌年が閏年(うるうどし)の年のみに、53回ある計算になります。次は2029年度までありません。貴重な年度を終え、新しい年度を、新しい年間聖句と共に歩んでまいりたいと思います。

 <2024年度年間聖句>

 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」(テサロニケの信徒への手紙一 5:16~18)

 

☆先日、日本聖書神学校の評議員会に出席していた際に、このような報告がありました。「年初の能登半島地震の際に、海外から来日して着任したばかりの語学教師の方が被災され、来日してあまり時間がたっていなかったため日本でのかかわりが薄く、困っていたので、神学校の寮にお迎えしていました(もちろん無償で)。その方が先日無事能登半島の職場に復帰されました。」 ほとんど地震を経験したことのない土地から、全国どこでも地震と隣り合わせのような日本の地に降り立って間もなくの被災は、どんなにか心細かったことでしょう。皆さんが応援してくださっている神学校はこのような働きを通しても、主の御用の一端を担っています。お祈りとお支えを感謝します。

 

☆我が家のメンバーに犬が一匹加わってからあと2か月ほどで一年が経過しようとしています。それまで道ですれ違っても特に挨拶を交わすことのなかった人々と、犬の存在ゆえに笑顔で言葉を交わすようになりました。ある意味、想像をはるかに超えた恵みにあずかっていると言っても過言ではありません。ベニガオザルというサルがタイに生息しています。このサルの赤ちゃんは、大人のサル同士の喧嘩が始まると、自らの身の危険を顧みず仲裁することで有名です。長引く戦争を目の当たりにするとき、その戦争を終結させるのは、強大な軍事力でも抑止効果を期待されている原子爆弾でもではないように思います。究極の弱さのようにみえる主イエスの十字架にこそ、本当の強さがあります。

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