牧師室の窓から 2011年1月

★新しい年、2011年を迎えました。毎年、新年最初の日曜日の週報と年賀状に、詩 を記します。その詩の心を心として歩みたい、という願いからです。 1月2日の週報に記したのは、神学校時代に旧約聖書を教えて頂いた松田明三郎先生の 『星を動かす少女』という詩です。

 クリスマスのページェントで、日曜学校の上級生たちは  三人の博士や牧羊者の群やマリヤなど  それぞれ人の眼につく役をふりあてられたが、一人の少女は 誰も見ていない舞台の背後にかくれて 星を動かす役があたった。
「お母さん、私は今夜星を動かすの。見ていて頂戴ね―」その夜、堂に満ちた会衆は  ベツレヘムの星を動かしたものが誰であるか気づかなかったけれど、彼女の母だけは知っていた。 そこに少女の喜びがあった。

  年賀状に記したのは、聖フランシスコが祈り、マザー・テレサも祈った「平和を求める祈 り」の前半です。

    憎しみのあるところに 愛を いさかいのあるところに ゆるしを
    分裂のあるところに 一致を 疑惑のあるところに 信仰を
    誤っているところに 真理を 絶望のあるところに 希望を
    闇に光を 悲しみのあるところに よろこびをもたらしてください

 いろいろ課題が多く、途方に暮れることもあるかと思いますが、上記の二つの詩に励まさ れて、ご一緒にこの一年励みましょう。

★私たちは、主の日毎に「まことの礼拝」をと願いとして教会生活に励んでいます。けれ ども一年毎に、主日礼拝に高齢のため、病気のため出席できなくなる方がおられ、その方 の座っておられた場所は「空席」になり、淋しさを覚えます。クリスマスには、そうした 方々をお訪ねしました。一緒に讃美歌を歌い、祈りを共にするとき、そこに居合わせた一 人一人がその方々の賛美の歌声に、「アーメン」に、心動かされ、涙を抑えることができ ませんでした。40年、50年歌い続けてきた讃美歌が、祈ってきた祈りがその人の体の一 部となり、日常の会話以上に身近になっているのでしょうか。毎週の主日礼拝のとき、 その方々が、自宅で、病室で賛美し、祈り、礼拝を「共に」していることを覚えるとも に、その方々の信仰を心を込めて受け継ぎたいと願っています。

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