牧師 田村 博
☆熊本地震被災地を覚えて、茅ヶ崎教会でも祈りと募金がささげられています。日本基督教団の教会の中では、八代教会と付属幼稚園が最も大きな被害を受けました。教会・牧師館は、停電・断水が復旧したもののトイレの配管などに被害があり、水漏れが激しくて使用できないものもあるようです。必要な補修箇所の全貌が明らかになるのは、これからの専門的な調査を待ってからになるでしょう。幼稚園も自主登園で保育を再開しているものの、調理設備の一部にやはり被害があったようで、できる範囲での精一杯の運営がなされています。熊本白川教会では、教会玄関前のタイルの部分的損壊や塀の亀裂、屋根瓦の一部に被害が生じました。武蔵ケ丘教会では、会堂の基礎コンクリートに亀裂が生じたり、照明、エアコンに修繕が必要な被害が生じました。熊本草葉町教会、合志豊岡伝道所、錦ケ丘教会、熊本城東教会でも、物の落下、転倒に伴う軽度の被害や、亀裂などが確認されています。現段階では、教団として緊急募金を呼びかけることはしておらず、九州教区が「熊本地震救援対策本部」を立ち上げて、被災教会、被災信徒へのきめ細かな対応が積極的になされています。リアルタイムな支援の様子も、お手元のスマホで「日本基督教団九州教区」と検索していただくと知ることができます。
☆8月17日(月)から19日(水)にかけて、日本聖書神学校卒業生研修会が行われ参加しました。参加者は全国から53名。今回のテーマは、「山梨英和とカナダ・メソジスト教会」で、山梨英和学院資料室長・元山梨英和中学校高等学校教員の深沢美恵子先生がメイン講師でした。カナダ・メソジスト教会によって山梨県に福音の種が蒔かれたのは、1877年(明治10年)のことです。実に150年ほどの歳月を迎えようとしています。山梨英和大学は、1889年(明治22年)に山梨英和女学校として設立されました。大学内を丁寧に案内していただき、その当時の貴重な資料をしっかりと次の世代に伝えようとしている姿勢に感服しました。2日目には、山梨英和宣教師記念館を見学し、その一室で礼拝をささげました。宣教師館は、1945年の空襲で、山梨英和女学校の校舎と共にすべて焼失しました。現存の建物は、戦後、ヴォーリズの設計により再建されたもので、それをさらに本年2月に改修し、地域交流の拠点としても用いられているとのことです。常に「地域とのつながり」を意識し、主なる神様のみ旨を仰ぎつつ歩んでいる姿の根底には、命がけで日本に渡り福音を伝えた宣教師たちのスピリットが、今も流れているような気がしました。近くにおいでの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
