牧師室の窓から 2013年12月

 ★クリスマスおめでとうございます。 クリスマス礼拝を前にして、今年もクリスマス問安を実施しました。13人の方をお訪ね しました。どの方も何十年とクリスマス礼拝を欠かすことのなかった方々です。中には、 ここ数カ月、お訪ねしてもほとんど口を開くことのなかった方々が、クリスマスの讃美歌 のとき、顔を動かされ、目に涙を浮かべておられました。クリスマスはどなたにとっても 心のふるさとです。とくに病床にある方々、施設におられる方々のかたえにまぶねの主が 共に、と祈るものです。

 ★22日(日)はクリスマス礼拝でした。今年になって召され、今は天にいます位野花敏子さん、田邉美佐子さんが天にあって天使たちとともに神さまを賛美していることを覚え、地にあ る私たちも心から賛美しました。講壇から会衆席を見ていて感動したのは90歳を超えた 方々が一生懸命賛美している姿でした。また、この一年、愛する人を亡くした方々や苦しい、辛い出来事に直面した方々が、涙しながら賛美している姿でした。そのため「今なおみつ かい つばさをのべ、疲れしこの世を おおい守り、かなしむ都に なやむ鄙に、慰めあ たうる 歌をうたう。重荷を負いつつ、世の旅路に 悩めるひとびと かしらをあげ、栄 あるこの日を たたえうたう たのしきうた声 ききていこえ」(讃美歌114の2節と 3節)とうたうとき、涙が溢れました。この日、二人の若い姉妹が転入し、礼拝後の愛餐 会で歓迎しました。田島昌代さんと三宅緑さんです。どなたもそうですが、このお二人に も心の旅があります。お二人が今日まで辿ってこられた心の旅を神さまが包みこんでくだ さっていることを覚え、これから共に主に仕え、教会に仕えて行きたいと願っています。 転入した姉妹たちに神さまが祝福をと祈ります。

 ★24日(火)はクリスマスイヴ賛美礼拝でした。賛美礼拝には、今年もアレセイア湘南中学・高等学校のハンドベルクラブの方々が奉仕してくださいました。この日の朝刊に、戦後初 めて、他の国に武器を輸出することを決定したとのニュースが掲載され、大きな衝撃をう けました。平和の君イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスの日にこうしたニュースが 報じられたことをどう受けとめたらよいのでしょうか。賛美礼拝には幼い子どもさんたち、小学生、中学生、高校生がおいでになっていたので、「平和を実現する」ために、もっと 尽力しなければならないことを思わされました。

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