牧師室の窓から 2012年10月

★毎年のことですが、10月は、わたしどもの教会だけでなく全国の教会が、毎週特別な礼拝が続きます。第1日曜日は世界聖餐日礼拝でした。聖書の世界のシリアは内戦状態で市民の方々、とくに弱い立場にある女性や子どもたちも犠牲になっています。私たちの国も近隣の国々との関係が領土問題で緊迫しています。イエスさまが「平和を実現する人々は、幸いである」と語りかけられたことに思いを深めるものです。第2日曜日は神学校日礼拝でした。東京神学大学の鈴木みどり姉が教会学校と主日礼拝で説教してくださいました。前日、打ち合わせのためおいで頂き、話し合う中で、鈴木姉は辻堂の方で、幼稚園は平和学園で、担任は豊島(木下)ときわ姉であることが分かりました。当日の礼拝には御両親がおいでになりました。鈴木姉は御両親の前で初めて説教したそうです。午後は、豊島姉が鈴木姉に会いに来て下さいました。豊島姉も40年前の教え子が牧師を目指していることが分かり、とてもうれしそうでした。数日後、鈴木姉から教会に、はがきが届きました。「先日は恵み豊かな神学校日の一日を過ごさせて頂きありがとうございました。お陰さまで両親も友人も喜んでいました。ときわ先生にも再会させて頂き、あの日は必死にガマンしていたのですが、翌日は感謝の涙が止まりませんでした。主のみわざは本当に美しいですね。」鈴木姉のこれからの学びが守られ、良き伝道者となるよう祈りましょう。第3日曜日は秋の伝道礼拝でした。一人でも二人でもチラシを手にして読んで頂きたいと願い、教会の近隣に千数百枚のチラシを皆さんが配布して下さいました。また百数十人にチラシが郵送され、そのチラシを見て二十人近い方々がおいでくださいました。また、この日うれしかったのは今年の3月そして4月に生まれた3人の赤ちゃんがお母さんやお祖父さん、お祖母さんと一緒においでになったことです。今、子どもさんたちを取り巻く環境は厳しいものがあります。身近にも苦しんでいる子どもさんがいます。教会に委ねられた子どもさんたちの健やかな成長を祈りましょう。

★教会のトイレ改修工事が連日行われています。この工事を通して60年前の先人の汗と涙と祈りを思わされる日々です。先日、大工さんが「この教会堂は『大草原の小さな家』に出てくるような教会ですね」と言ってくださいました。完成まであと一ヶ月です。工事に携わる方々の安全が守られるよう祈りましょう。

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