牧師室の窓から 2022年11月

牧師 田村 博

「牧師室の窓から」                  牧師 田村 博

☆主なる神様の導きの中、感染予防に留意しながらも、主の日の礼拝を一日も欠くことなくおささげできている幸いを感謝いたします。また、入院中や自宅で静養なさっている方々の上にも主の格別なお守りがありますようにお祈り申し上げます。11月6日には、召天者記念礼拝、合同墓前礼拝をおささげいたしました(召天者記念礼拝71名、合同墓前礼拝茅ヶ崎教会員と関係者35名が参加)。新型コロナウイルスの影響も少しずつ少なくなり、本来の状態に戻りつつありますことは幸いです。

☆10月30日(日)は、茅ヶ崎教会の創立95周年記念礼拝をおささげいたしました。今年度の総会で「創立百周年委員会」の発足が承認されましたが、年明け1月の教会全体懇談会などの機会を用いて、具体的な話し合いができればと願っています。また今年度は秋の特別伝道礼拝を一回で終えてしまうのではなく、「聖書の中の宝」シリーズとして、第2回11月13日(日)「ぶどう」、第3回12月11日(日)「水」と続けて行なっています。嬉しいことがありました。「タウンニュース誌で広告を見て、第1回は用事のため出席できなかったのですが第2回目にまいりました。」とおっしゃる新来会の方がいらっしゃいました。主が蒔いてくださる福音の種は、わたしたちの想像を超えたところで御業を成就してくださいます。わたしたち一人ひとりが主の御前に心を静めてクリスマスを待ち望む中で、さらなる御業がなされますように。

☆11月20日は「収穫感謝日」「謝恩日」として守られている主の日でもあります。そのルーツは、アメリカのピューリタン(清教徒)にさかのぼります。17世紀初頭、英国教会の圧迫のもとにあったピューリタンたちは、1620年11月、メイフラワー号で新大陸に着きました。しかし、開拓は困難を極め、冬の間に移民の半数が召されたといわれています。その時、アメリカ先住民たちは移民者たちを助け、その土地・気候にあった農作業方法を教えたそうです。次の秋、収穫が得られました。その収穫にあたり、人々は、神様と隣人たちに感謝して祈り、祝いました。そして、のちにリンカーン大統領が11月第4木曜日を国の祝日としてこの出来事を記念するように定めました(1864年)。これが「収穫感謝日」の起源です。この歴史をわたしたち茅ヶ崎教会も受け継いで今日に至っています。神様と隣人。その両方向がここにあらわされていると言ってよいでしょう。

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