牧師室の窓から 2020年9月

☆ 教会員の市村正兄が、地上での98年と6か月の歩みを全うされ、8月24日に主のみもとに召されました。新型コロナウイルス感染予防、さらにはお連れ合いのモト姉のことを考え、葬儀は火葬前式のみをご家族で行うというという選択肢を選ぶに至ったことは、ご家族にとっても苦渋の決断であったことと思います。市村兄がモト姉と共に受洗されたのは1950年(昭和25年)の聖霊降臨日でした。釜池光子姉も同日受洗されています。市村正兄・モト姉は同年11月に結婚式を挙げられました。その半年後には、教会は礼拝場所を求めて新たな出発をするという決断していますので、その激動の中、主の導きによって茅ヶ崎教会の歴史を刻んでこられた市村兄でした。納骨前に「偲ぶ会」を会堂でと願っておられるご家族、ご親族の思いが成就しますように祈りたいと思います。

☆ 当初5月末に計画されていた牧師就任式が、新型コロナウイルスの流行のため延期となっていました。流行そのものは収束からは程遠い状況ではありますが、様々な工夫や配慮をしていただく中で、三宅宣幸教区議長司式により9月20日午後の式執行に至りました。感謝いたします。当日を覚えて、教区内そして関係される多くの先生方、そして兄姉が祈ってくださったことと思います。翌々日9月22日(火)には第69回教会修養会を半日にプログラムを短縮して開催いたしました。ご準備に携わってくださった兄姉、そして参加された兄姉、また祈りによって支えてくださった兄姉に感謝いたします。

☆ 8月末には、日本聖書神学校卒業生研修会が行われました。例年は2泊3日で行われていますが、今年は日帰りの1日のみの開催でした。会場となった教室には、大画面が設置され、リモートでの参加者の加わってという新しい試みでしたが、来年は何とか一同に会して言葉を交わし合うような研修会となることを祈るばかりです。

目次