牧師室の窓から 2020年6月

☆ 新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言が解除され、1か月が経過しました。教会員および関係者の皆様のお祈りとご協力により、その期間を乗り越えることができましたことを心より感謝申し上げます。6月第3水曜日(17日)からは、4月第2週から休止していた聖書に親しむ会、聖書研究祈祷会を再開いたしましたが、換気、マスク着用、入口での手の消毒には引き続き細心の注意を払ってゆきたいと思います。

☆ 8月には、わたしたちは平和を覚えて共に祈りをささげる機会を持っておりますが、6月末という時期も同じように平和の大切さを意識させられる時です。6月23日は沖縄県では「慰霊の日」と定めて休日としています。1945年のこの日に日本軍の組織的戦闘が終わったのですが、民間人を巻き込んだ沖縄の地上戦では約20万人が犠牲になりました。また6月24日は日本基督教団創立記念日です。治安維持法、宗教団体法が制定される中で、国策に沿うかたちで1941年になされた創立でしたが、戦後、日本基督教団信仰告白を定めて、新たな思いで再出発をしました。さらに1942年6月26日は、当時11部に分かれていた教団の教会のうち、6部9部の教会が治安維持法違反により一斉検挙された日です。翌年の第2次検挙とあわせて134名が取り調べられ、81名が起訴され、7名が殉教的死亡、解散処分を受けた教会は260余に及びました。解散を命じられた教会の牧師は辞任を強制され、信徒の約2万人が所属教会を失ったのでした。先日、櫻井重宣先生より、石浜みかる著『紅葉(こうよう)の影に-ある牧師の戦時下の軌跡』(1999年・教団出版局)という本を教会に献本いただきました。まさにその時代の生々しい証言にあふれています。

☆ 長らく茅ヶ崎教会牧師館としてその役割を果たしてきた共恵の旧牧師館の引渡し日6月30日がいよいよ近づいてまいりました。歴代の教職方が大切に使用されてきたその土地・建物が、茅ヶ崎恵泉教会の牧師館として新しい働きを始めます。主の栄光が力強くあらわされますようにと祈ります。

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