牧師室の窓から 2022年9月

」                  牧師 田村 博

☆ようやく「酷暑」がおさまったものの、一息つく暇もなく次から次へと台風が列島を通過しています。台湾での地震やパキスタンでの洪水など、海外からの知らせも届いていますが、ウクライナ・ロシア間の戦争は終結の兆しが見えない状況です。被災地にある方々のために引き続き祈りたいと思います。また、急激な気温の変化も関係してか、体調を崩す教会員とそのご家族がいらっしゃいます。お祈りください。

☆8月22日(月)から24日(水)にかけて、北九州市小倉で神学校の卒業生研修会が行われ、皆さんのお祈りによって支えられて出席することができました。2年に一度は、首都圏以外で開催し、それぞれの地域で伝道牧会に励む教会や教師との交流を深めていますが、2020年・2021年とコロナ禍ゆえに首都圏で規模を縮小したかたちでの開催となっていました。今年はようやく開催できたものの、会食などは分散形式をとるなど、さまざまな制限のもとでの開催でした。テーマは、「地域に根ざす教会2」で、北九州筑豊地区で長年宣教に携わってきた2名の牧師の講演を中心に学びました。2日目にはフィールドワークとして、田川市石炭・歴史博物館や、炭鉱労働者として海外から徴用された外国人の方々の足跡を尋ねました。3日目は、この一年間に召された卒業生たちを覚えて「召天者記念礼拝」がささげられました。64歳から96歳の計16名という過去最多の召天者数でしたが、地上で伝道牧会に立てられていることの使命と責任をあたらめて覚えるひとときであったと同時に、新たな献身者がおこされるようにと祈らされました。

☆9月23日(金・休日)には、第71回教会修養会を行いました。主題は「これからのわたしの歩む道 ―御言葉に励まされて―」で、年間聖句である詩編119編105節を中心に、主題に沿った証しもなされ、学びと交わりを深めました。10月16日(日)には、特別伝道礼拝も予定しています。今年度は、10月の一回で終えてしまうのではなく、11月13日(日)、12月11日(日)の3回を「聖書の中の宝」シリーズとして実施する予定です。御業がなされ、主の栄光があらわされますように。

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