牧師 田村 博
「牧師室の窓から」 牧師 田村 博
☆5月28日(日)から、会堂内でのマスクの着用についての判断は各自に委ねることになりました。新型コロナウイルス流行対策も大きな転換点を迎えたと言ってよいでしょう。しかしながら、3年間にわたるマスク着用をはじめとした感染予防対策の影響は一朝一夕に幕引きできない面があります。ご家族や知人の中には、後遺症をかかえている方もいらっしゃるでしょうし、どのように判断していったらよいか、模索中の方もいらっしゃることでしょう。互いの判断を尊重し、科学的知見を正確に見極めつつ、信仰生活に励んでゆきたいと思います。
☆6月4日(日)午後、『老いと祝福』の著者であり、精神科医であり放送大学教授でいらっしゃる石丸昌彦先生をお迎えして特別講演会を開催いたしました。タウンニュース誌を見て参加された方や、配布されたチラシを見て参加された方もいらっしゃいました。また、多くの方々が書籍を購入され、講演会が終わった今も、その恵みを受けとめ続けていらっしゃいます。教会には講演を収録した貸し出し用CDがあります。牧師までお気軽にお尋ねください。
☆6月11日(日)には、「子どもの日・花の日」を覚えつつ、それぞれのご家庭の庭に咲いたお花を持ち寄って飾り、主日礼拝をおささげしました。その後、10を越える花束に分けて、普段教会にいらっしゃれない方々に届けていただきました。つい最近までコロナ禍ゆえに面会が許可されていなかった施設でも対応に変化があったところもあり、思いがけず対面で手渡すことができた! という嬉しい報告もありました。
☆牧師館で暮らす我が家に、新しい家族が加わりました。4ヵ月になったばかりの子犬(トイプードル・男の子)で、名前はメルです(フランス語の「海」にあたる言葉からの命名)。実は、わたし自身は、幼いときから家に犬のいる生活を送っていました(多い時には一度に3匹も)。しかし、就職、結婚、献身という生活の中で、しばらく犬と共なる生活は途切れていました。特に、30年程前の牧師への献身時は、犬の生活は屋外が当たり前ということもあり、教会を訪れた方に噛みついてケガをさせてはならないという理由から、牧師館では犬は飼えないというのが当たり前という感覚の中で暮らしていました。それゆえ息子、娘たちにはちょっぴり寂しい悲しい思いをさせてきました。しかし時代は変わり、屋内での飼育が主流となり、犬種も30年前とは大きく変化しました。今年初めの役員会で牧師館での飼育の許可をいただき、このたびの実現に至った次第です。“しつけ”ひとつにしてもまったく新しい部分があり戸惑いながらの日々ですが、やはり根底に必要なのは“信頼関係”かな…と感じています。