牧師 田村 博
「牧師室の窓から」 牧師 田村 博
☆2023年4月から主日礼拝の讃美歌斉唱が全節賛美に戻り、5月からは起立しての斉唱となりました。そして5月28日(日)からは、マスクの着用についての判断は各自に委ねることを5月の定例役員会にて決定しました。引き続き、換気、消毒などに留意しながら、共に礼拝をおささげしてまいりたいと思います。病院や施設の対応も、まもなく改善されてゆくでしょう。この3年間の経験を無駄にせず、グローバリズムや経済中心主義を反省し、地球規模で自然の大切さを心に刻んでゆきたいものです。
☆来る6月4日(日)午後、「キリスト教書店大賞2023」のノミネート11作品にも選出されている『老いと祝福』の著者であり、精神科医であり放送大学教授でいらっしゃる石丸昌彦先生をお迎えして特別講演会を開催いたします。「老い」には、誰一人例外なく向かい合わなければなりません。そこに「祝福」を見い出しポジティブに生きることができるか否かは、喫緊の課題です。期待しつつ備えたいと思います。
☆茅ヶ崎教会は、2027年に創立百周年を迎えようとしています。4年後です。もちろん「主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。」(2ペトロ3:8)の御言葉の通り、わたしたちが目に見える「時」にこだわりすぎることは意味のないことでありましょう。しかし同時に、わたしたちは、わたしたちの目に見える「時」の中に、神様の「時」を見い出すことにかけては、あらゆる感性を研ぎ澄ませて臨みたいものです。わたしたちは、創立百周年を迎えるにあたって次の4つの柱を意識し、心を傾けてゆこうとしています。
① 会堂 ② 記念史 ③ 式典 ④ 宣教計画
☆新年度が始まり、4月29日(土)には、神奈川教区西湘南地区総会が行なわれました。6月には、神奈川教区総会が予定されていますし、茅ヶ崎教会の定期教会総会も行なわれます。一見、事務的、社会的な営みのように見られがちですが、実は、キリストの名によって開かれる総会は、神様の栄光があらわされるために開かれるのです。それゆえ、長い歴史を持っている教会や団体では、総会のために祈り、総会中にも祈ります。このたび、あらためて気づかされました。自分は総会のためにどれほど祈ってきただろうか、と。主イエスは、わたしたちを祈りによって生きるものとしてくださいます。この地上にあって、まことの「神の国」を建て上げるために。わたしたちが、まことの「キリストの体」となるために。