★9月18日(月)、第66回教会修養会が行われました。わたしたちの教会は、会堂建築に着手したその年から、「まことなる教会」の形成を願って秋に教会修養会を開催してきました。今年は「キリスト者としての老いを生きる」というテーマで、参加者は40名でした。修養会の冒頭の発題で、シメオンとニコデモに思いを深めました。シメオンは「主が遣わすメシアにお会いする」ことを願いとして長い人生を歩んできた人ですが、老年になって、飼い葉桶にお生まれになった貧しい、小さいイエスさまにお会いし、「主よ、今こそ安らかにこの僕を去らせてくださいます」と神さまを賛美しました。ニコデモはイエスさまに心引かれながらも、イエスさまに従う決断ができないでいましたが、イエスさまの十字架の死に直面したとき、没薬と沈香を混ぜた物を百リトラ(約32キロ)持って来て、イエスさまの遺体を葬りました。年老いたニコデモが30キロ以上の没薬等をもってかけつける光景に心動かされます。わたしたちも生涯、まぶねのイエスさま、十字架のイエスさまから真の慰めをえたいと願っています。牧師の発題に引き続き、三村仁兄と吉田洋子姉が証されました。お二人は自分のおかれている場から証され、出席者一同、大きな励ましと慰めを与えられました。
★台風シーズンです。台風到来で心に焼き付いている光景の一つは、岩手県の一関で経験した大水害です。1947年9月15日にアイオン台風、1948年9月16日にキャサリン台風に襲われ、北上川に流れる磐井川が逆流して氾濫し、堤防が決壊し、2年続けて大水害になりました。とくに1948年の時は小さな町で600人が亡くなりました。40数人の教会員も10人近く亡くなりました。少年時代の悲しい経験です。もう一つの光景は、来月創立60周年記念礼拝でお訪ねする鳴海教会での経験です。45年前の秋の土曜日の夜、吹き荒れた台風により、礼拝堂の屋根が吹き飛ばされてしまいました。日曜日の礼拝前に教会員の皆さんと会堂を清掃し、ご近所に飛んでいったトタン屋根をおわびしながら回収し、台風一過の青空を見ながら礼拝しました。礼拝後、教会の幼児教室の園児のお父さんたちが総出で、屋根にビニールシートを張ってくださいました。そして教団が全国の教会に呼びかけ、献金を募ってくださり、屋根の修理に合わせてトイレを水洗化することができました。幼児教室に全盲の子どもさんがいたのでトイレを水洗にすることができ本当に感謝でした。