牧師室の窓から 2016年4月

★14日以降、熊本、大分で大地震が頻発しています。震度4以上が百回近く、震度1以上は千回近く発生しています。30年以上前ですが、秋田で日本海中部地震を経験しました。余震が起こるたびにわが家の子どもたちが通う中学校や小学校で、恐怖から、泣く子どもたちがいたことを思い起こします。不安、恐怖のただ中におられる被災地のお一人お一人に主の支えをと祈ります。

★26日はチェルノブイリ原発事故から30年でした。廃墟になった村の写真を見るとき、フクシマと重なります。将来的なことはあらためて検討するにしても、地震が頻発している現在、稼働中の川内原発をただちに停止しなければならないのではないでしょうか。

★M君が25日、手術を受けました。小学1年の秋、思わぬ病いが判明し、大手術を受け、1年生から3年生まで20回手術を受けました。そのたびに「M君、がんばれ」「M君、祈っているよ」と教会全体で心を痛め、祈ってきました。そして4年生の一年間、新しい学校で一度も欠席せず元気に過ごしているM君の姿をみんなで喜び、うれしく思っていました。けれども、5年生になって、やはり今一度手術が必要であることが分かりました。教会学校では、17日と24日、みんなで祈り、寄せ書きを書きました。大人も24日、「明日の手術のため祈っています」と書いたカードに礼拝出席者の多くが署名しました。
  25日は家族全員が朝6時前に自宅を出て病院に行きました。両親、お祖母さん、弟のK君、妹のRちゃん、みんな仕事や学校を休みました。午後からはお父さんのご両親もかけつけました。わたしは前日の夜、病院に行き,M君と一緒に明日の手術が守られるよう祈り、手術の当日は午後1時頃から手術が終わるまで家族と待合室で過ごしました。6時頃手術を終えたM君のベッドのところで祈って帰宅しました。
  昨年の夏に教会学校教師が入院し、手術を受けるとき、教会学校では生徒も教師もみんなで祈り、寄せ書きを書きました。M君は「入院、手術は大変で、つらいけれども、神さまが一緒にいるから大丈夫!」と書きました。数多くの入院、手術を経験しているM君の言葉に手術に臨む教師だけでなく、多くの人々が励まされました。
 病床にあるM君のため「つらいけれども、神さまが一緒にいるから大丈夫!」と日夜祈り続けましょう。

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