★7月18日は、茅ケ崎南湖教会・茅ケ崎香川教会・茅ケ崎教会、三教会の交換講壇でした。
当教会には、今春茅ケ崎香川教会に赴任された小河信一牧師と川合重貞兄がおいでくださり、小生は茅ケ崎南湖教会で奉仕し、秋山晃三兄が同行しました。茅ケ崎南湖教会の週報によると、前週7月11日は、こどもの礼拝が21名(生徒14名、母3名、教師4名)、主日礼拝が30 名でした。 当教会は会堂建築終了後、開拓伝道の幻が与えられ、1978年に茅ケ崎香川教会、1993年 に茅ケ崎南湖教会を産み出しました。会堂建築で完結したり、大きな教会を目指すのではなく、教会が教会を産み出し、一人でも多くの人に福音を宣べ伝えようとした先人の熱い思いがど れほど尊いものかを最近とくに思わされています。また、茅ケ崎南湖教会と茅ケ崎香川教会 には地域の子どもさんが集っています。教会を産み出して本当に良かったことを思わされま す。先人の祈りを引き継ぎ、三教会で心を一つにして祈り、力を合わせ、近い将来、もうひ とつの教会を茅ケ崎周辺に産み出すことができればと願うものです。 そうした思いから、今月の巻頭には、交換講壇の日、茅ケ崎南湖教会で行った説教を掲載 しました。
★厳しい暑さとともに8月が近づき、緊張した思いになります。ヒロシマ、ナガサキの苦しみ、悲しみ、痛みは65年たっても癒えません。 広島教会出身の宗藤尚三先生は現在83歳、隠退牧師です。爆心地から1.3キロの至近距離 で被爆し、重傷を受けたのですが、九死に一生を得ました。宗藤先生は50数年、被爆牧師 として、平和の福音を語り、平和教育に全力を尽くされ、このたび、御自身の人生の総括と して『心の内なる核兵器に抗して』を出版されました。この書で宗藤先生は《安らかに眠っ てください。過ちは繰り返しませぬから》と刻まれている原爆慰霊碑の主語は、日本人だけ でなく、あの慰霊碑の前に立つ人類すべてである、とおっしゃっています。「人類の発展と幸 福と福祉のために使われてこそ意味のある科学の成果を、人類の破滅と無差別殺戮に用いた 人類全体の『過ち』を原爆犠牲者に謝罪するものであり、二度と繰り返さないという誓いで ある」というのです。宗藤先生の重い言葉を心深く覚えつつ、暑い8月の一日一日を過ごし たいと願っています。