★戦前の「紀元節」だった2月11日が、多くの反対を押し切って、「建国記念日」とし て制定されたのは1966年12月9日でした。2月11日が「休日」となって43年 目の2月11日、教会ではいつものように、午前と夜に聖書研究祈祷会、そして午後に は、「西湘南地区第34回思想・信教の自由を守る日2・11集会」が藤沢教会で開催さ れました。
午前の聖書研究祈祷会では詩編70を学びました。
「神よ、速やかにわたしを救い出し 主よ、わたしを助け出してください。」「神よ、わたしは貧しく、身を屈めています。速 やかにわたしを訪れてください。あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。主よ、遅れ ないでください」という詩人の叫びから、1943年6月26日に全国一斉になされた ホーリネス教会弾圧で獄に捕らわれた牧師たち、そしてそのご家族の苦しみに思いを深 めました。
主イエスが真の主として再臨されるという告白によって弾圧され、獄死した牧師たち や所属教会の痛み、苦しみ、悲しみを当時の教会は共にしませんでした。共にできなか った、と言った方がよいのでしょうか。裁判にかけられたイエス様を、わたしはあの人 を知らない、といって三度否んだペトロの姿はまさに私どもの姿です。それだけに、「し かし、わたしはあなたのために、信仰がなくならないように祈った」という主イエスの 祈りはペトロのためばかりではなく、私どものためでもあることを心深く覚えます。 一人ひとりの心の叫び、訴え、うめき、祈りを大切にする日として、「2月11日」に こだわり続けたいと願っています。
★『信徒の友』に毎日、聖書を少しずつ読み進むととともに、全国の教会を一つずつ覚 えて祈る「日毎の糧」というコーナーがあります。1月から神奈川教区の教会が覚えら れ、3月31日は茅ヶ崎教会のため全国の教会が祈って下さいます。祈りの課題にこう 記しました。
「会員総出で松林を整地し、コンクリートを打ち、ブロックを積み、数年がかりで建 てた教会です。教会形成においても手作りという愚直な姿勢をと願っています。」 全国の教会の祈りに励まされ、手作りの、温もりのある教会を目指していきましょう。