牧師室の窓から 2008年4月

★4月20日(日)午後、茅ヶ崎香川教会の創立30周年記念式典が行われました。1978年 4月に私たちの教会が祈りをもって産み出した教会です。
 第一部の礼拝に引き続いて行われた第二部の記念式のオープニングで教会学校の子どもさ んたちが讃美歌を歌いました。

  「生まれるまえから 神さまに まもられてきた
  ともだちの たんじょう日です おめでとう
  生まれて きょうまで みんなから 愛されてきた
  ともだちの   たんじょう日です おめでとう」

 この讃美歌のように、記念式では「生まれる前から」、すなわち創生期の神様の導き、そし て「生まれてきょうまで」の香川教会の皆さんの祈りと奉仕が映像で紹介されました。
 30年たって親教会をはるかに超えるような豊かな教会が形作られている様子をまのあた りにし神様の御業、御計画を心から賛美しました。 産み出した教会の牧師としてスピーチを依頼されたので、『茅ケ崎教会六十年史』を読み  なおしました。茅ヶ崎香川教会では創生期を1971年からとしていましたが、開拓伝道計画 が私たちの教会の総会に提案されたのは1967年でした。こうした提案に多くの教会員が不 安や戸惑い、そして動揺を覚えました。会堂建築の借入金がようやく完済したばかりだった からです。1970年の修養会では、そうした戸惑いが率直に話されたようですが、会堂建築を 担った方々が「主は常に私どもの願いを超えて、良きに導かれた」と語り、若い人々にもう 一度神と共に冒険しようと語りかけ、教会が一つの方向に向かって歩み出すことができたこ とが『六十年史』に記されていました。

 当日、茅ヶ崎香川教会と15年前に当教会が産み出した茅ヶ崎南湖教会そして当教会の出 席者は百名近くになりましたが、54年前に三千三百個のブロックを積んで会堂が与えられ たときと同じように「主は常に私どもの思いを超えて、良きに導かれた」と、出席されたす べての方々と共に心から御名を崇めました。

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