牧師室の窓から 2016年5月

★5月22日(日)の礼拝は、伝道師招聘感謝特別礼拝としてささげました。東京神学大学学長の芳賀力先生が「わたしの目にあなたは価高い」と題して説教してくださいました。福音の豊かさを、心を込めてお話くださり、感銘を受けました。礼拝の中で、鈴木みどり伝道師就任式を行いました。この礼拝には、鈴木伝道師が神学生時代に出席していた狛江教会、前任地の聖ヶ丘教会、鈴木伝道師の友人、ご両親も出席されました。礼拝直後、鈴木伝道師と教会代表の役員が挨拶し、祈りました。引き続き、歓迎愛餐会を行いました。この会にはそれぞれの教会の礼拝を終えた茅ヶ崎香川教会、茅ヶ崎南湖教会の牧師、役員の方も駆けつけ、喜びを共にしてくださいました。また、鈴木伝道師と親しい方々や教区内の教会から祝電やお便りをたくさん頂きました。鈴木伝道師が按手を受けるまで、わたしどもも責任をもって祈り続けたいと願っています。

★4月15日に工藤信子姉が召されました。98歳でした。工藤姉は東京の富士見町教会のメンバーでした。1964年に茅ヶ崎に移住して来てから50年以上客員でした。工藤さんの長い人生で大きな悲しみは、93年前の関東大震災で弟さんを亡くしたことです。9年前に初めてお訪ねしたとき、涙ながらにそのことをお話しくださいました。富士見町教会の長老であったご尊父が長老として尽力したことは教会墓地を造ることでした。教会墓地が出来たとき、真っ先に関東大震災のため幼くして召された息子さんを埋葬しました。工藤信子さんは富士見町教会の墓地に弟さんやご両親と共に葬られたかったのです。93年前に召された弟さんと天国で再会していることを思い、慰めを得たいと思います。

★5月22日、礼拝の時間に三浦淑姉が召されました。96歳でした。早朝から二人の教会員がみとり、召された後、遺体を教会にお連れし、礼拝出席者と共に「主われを愛す」を歌い、臨終の祈りをささげました。その後、遺体を牧師館に移し、納棺式、前夜式を牧師館で行い、25日に教会で葬儀を行いました。三浦さんの信仰の根幹は「神は愛なり」です。若い日に結核のため病床にあった三浦さんをお母さんが、讃美歌87の「神は愛なり」を歌いつつ、必死に看病して下さったからです。三浦さんの「信仰」、「希望」、「愛」を受け継ぎたいと願っています。

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