★3月末に岩本幸太郎教師を小石川白山教会に送り出したあと、神学生がいませんでしたが、7月から飯泉有一神学生を実習神学生として迎えました。飯泉神学生は2017年3月までを予定しています。また、柴田安子神学生が7月19日から8月16日まで当教会で夏期伝道実習を行います。近い将来、お二人が真摯に教会に仕える歩みをなしていくために、祈り、励まし続けたいと願っています。
★わたしたちの国の今後の歩みに多くの人たちが不安を覚えているからでしょうか、7月21日の『朝日歌壇』に現状を危惧する歌が数多く選ばれていました。
・フクシマとヒロシマナガサキオキナワと日本中カタカナとなる
・沖縄や報道への威嚇も言論の自由と聞きて唖然慄然
・「マスコミを懲らしめる」との発言あり懲らしめられる新聞を読む
・デモ隊を子連れで歩く足取りの重さは暑さのせいばかりでもない
・戦場へ昭和生まれは送るひと平成生まれは送られるひと
・甑島(こしきしま)に群れて咲きたるカノコユリ川内原発に物申すごと
それと共に、若い人々が国会周辺を埋め尽くしたというニュースに希望を見いだしている下記の歌にも共感しました。
・若きらはシュプレヒコールをテンポよくラップにのせて繁華街ゆく
8月2日は平和聖日です。戦後70年です。「地に平和」をと祈りましょう。
★自らも被爆し、ガラスの破片で右目を失い、戦後、原水爆禁止運動の中心的な働きをなされた森滝市郎先生が、「核絶対否定」の立場を明確にしたのは、1974年フィジーで開催された「非核太平洋会議」における、オーストラリア原住民(アボリジニーズ)の若い女性の発言でした。こういう趣旨の発言でした。「私たち祖先の聖地にあるウラン鉱山が取り上げられ、私たち同胞の無知をよいことにしてウラン発掘の最も危険な所で、低賃金で働かされている」、と。
夏にも原子力発電所が再稼働されようとしています。この女性の発言に私たちは耳を傾けなければばらないことを強く思わされています。
★体調を崩しておられる方々が少なくありません。厳しい暑さの日々、病床にある方、弱りを覚えておられる方々に主の支えをと祈ります。