牧師室の窓から 2014年7月

★15日は花の日でした。一年に一度のこどもと大人の合同礼拝として行いました。小さいこどもから96歳のご高齢の方まで、一緒に神さまを賛美しました。礼拝後、出席した4人のこどもたちから20人近くおられた80歳以上の方々にお花のブーケをプレゼントしました。こどもたちは何度も足を運びました。そして最後に、こどもさんたち教会からにお菓子のプレゼントがありました。  こどもさんたちを取り巻く状況が深刻です。そうしたなかで、井上ひさしさんの遺言のような『子どもたちにつたえる日本国憲法』に思いを深めました。 「今度の戦で つらく悲しくみじめな目にあった私たちは 子どもや孫たちと のびのびとおだやかに生きることが ほかのなによりも 大切であると信じるようになった・・・私たちは、世界の人たちがみな こわがったり飢えたりせずに ただおだやかな生き方をしたいと 願うのは 当たり前だということを いま一度 自分に言い聞かせ どんなことがあっても そのじゃまをしてはならないと たしかに決めた・・・私たちは どんなもめごとが起っても これまでのように、軍隊や武器の力で かたづけてしまうやり方は選ばない 殺したり殺されたりするのは 人間らしい生き方だとは考えられないからだ どんな国も自分を守るために 軍隊を持つことができる けれども私たちは 人間としての勇気をふるいおこして この国がつづきかぎり その立場を捨てることにした どんなもめごとも 筋道をたどってよく考えて ことばの力をつくせば かならずしずまると信じるからである よく考えぬかれたことばこそ 私たちのほんとうの力なのだ そのために、私たちは戦をする力を持たないことにする また、国は戦うことができるという立場も みとめないことにした」  こどもたちの将来のために真剣に祈り続けたいと願うものです。

★22日は春の伝道礼拝でした。1955年に伝道者として歩み始めてから60年目という牧会経験の豊かな小林誠治先生から、午前は「あたたかい神の摂理」という題の説教、午後は「福音を前進させる力~ひとりのバルナバとなる~」という題で講演して頂きました。バルナバのような牧師によって伝道者養成がなされていることに、神さまのあたたかい御計画を思わされました。

★24日は日本基督教団の創立記念日でした。73年前、「御霊のたもう一致」によって成立した教団が主のご委託に応える教会となるよう祈ります。

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