牧師 田村 博
「牧師室の窓から」 牧師 田村 博
☆牧師館の正面左側の日当たりのよい場所に、アロエが地植えしてあります。薬草としての利用価値も高い見慣れた植物で、これまでも何度か栽培したことがありましたが、このたびそのオレンジ色の花を初めて見ることとなりました。調べたところによると、多くの植物のように毎年咲くというわけではなく、いくつかの条件が重なって初めて花をつけるようです。関東地方は、12月から乾燥が続いていることもその条件の一つのよう。これも気候変動(地球温暖化)の影響かと思うと少し複雑な気持ちです。
☆1月19日(日)礼拝後、昼食を挟んで年に一度の教会全体懇談会が行われました。今回は大別すると次の3つのことが話し合われました。
(1)2025年度の年間聖句と宣教方針
(2)創立百周年記念事業の取り組みの中での「会堂」にかかわること
(3)同じく記念事業の取り組みの中での「宣教計画」にかかわること
(1)では、新年度年間聖句・「光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」(ヨハネによる福音書12:36)が牧師より説明と共に提示され、「礼拝」「伝道」「教育」「奉仕」という4つの柱と具体的展開を共有しました。併せて昨年同様に「百周年」という5つ目の柱を掲げ、「会堂」「記念史」「式典」「宣教計画」の4つの取り組みをあらためて心に刻みました。そして(2)の「会堂」にかかわることへと話は進められました。2024年度にはセミナー、アンケートなど積極的な取り組みを重ねてきましたが、その中で会堂の躯体には手が付けられないことが明らかとなり、現会堂を大切にするためにも10年毎に行っている外壁の定期メンテナンス(前回は2015年)をまず実施し、その後内装に関して意見を集約しながら進めてゆくという方針が説明されました。また「宣教計画」については、2024年9月の教会修養会で佐藤司郎先生を講師として学んだ事柄を大切なステップとして受けとめ、教会が今、対峙している課題を踏まえて宣教方針をしっかりと形成・共有したいという方向性が確認されました。そのための一つの足がかりとして「教会の健康診断」という方法も紹介されました。2月の教会総会では、これらの方針承認と同時に、役員選挙、そして予算審議が行われます。祈りつつ主のみ旨を受けとめてまいりましょう。