牧師室の窓から 2022年2月

牧師 田村 博

「牧師室の窓から」                  牧師 田村 博

☆新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が1月下旬に神奈川県を含む首都圏に適用されたことを受けて、茅ヶ崎教会では1月26日(水)から聖研祈祷会を休会として、感染リスク軽減に努めています。ただし、基本的な感染対策を厳守しながら、主日礼拝は継続しております。今年の冬は昨年より気温の低い状態が続いたため、会堂の窓を開け放って備え付けの暖房だけで対応することが難しいと判断し、ポータブルの石油ファンヒーター(1台購入、2台借用)を設置しました。また、やむをえずご自宅で礼拝をおささげしている兄姉のために、主日午後に音声配信を継続し、加えて「茅ヶ崎教会カレンダー」により翌月の主日礼拝に関する情報すべてをあらかじめお知らせしています。困難や不自由の多い毎日かと思いますが、主の枝につながるお一人ひとりが守られますようにとお祈り申し上げます。

☆新型コロナウイルスの拡大経路については、まだ確定に至っていませんがもともと野生のコウモリが持っていたウイルスが、別の野生動物を介して人間にたどり着いた可能性が高いと言われています。しかし、コウモリを駆除すれば危険が取り除かれるという話しとはまったく異なります。世界中で、大規模な森林破壊・環境破壊によって多くの種類のコウモリが減少の一途をたどっているそうです。わたしたちの周囲でも夕方になるとあたりまえのように頭の上を舞っているコウモリですが、蚊をはじめとする昆虫を食べています。一頭のコウモリ(小型)が一日に食べる虫の量は、蚊ぐらいの大きさの昆虫でおよそ500匹。仮に1000頭の群れ(もっと大きな群れはたくさんあるそうです)で暮らしているコウモリたちならば、一晩で50万匹の蚊を食べてくれている計算になります。同じことを農薬(殺虫剤)で行なおうとすればとんでもない量の薬が必要になり、現実的には不可能です。生態系全体がつながり合って、互いの命を支え合っているという現実があります。主なる神様がお造りくださった被造物全体は、絶妙なバランスをもって保たれています。そして、わたしたちのちょっとした気づき、工夫が、そのバランスの維持につながることがあります。

☆創世記6章19節では、箱舟に入るノアが次のように命じられています。

 「また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ箱舟に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。」

 「すべて」の動物への配慮は、わたしたち一人ひとりに、今も命じられていることではないでしょうか。

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