牧師室の窓から 2025年8月

牧師 田村 博

☆酷暑が続くかと思えば、極端な集中豪雨。雨がやんで2、3日すると報道と人々の関心は別のものに移ります。しかし注意してみると、土砂崩れや水没のために機能不全に陥った道路などのインフラはそのままだったりします。一日も早い回復・復興を祈ります。また、体調を崩されている兄姉のためにもお祈りください。

☆8月第1主日は「平和聖日」で「平和を祈る会」が行なわれました。戦後80年という節目を迎え、80年前に何が起きたのかを語り継ぐことの大切さが今まで以上に強調されているように思います。わたしは父方の祖父と一度も会ったことがありません。なぜなら父が住んでいた東京では1945年3月10日に大空襲があり、父の家族は空襲により命を落とすことはなかったものの焼け出され、2日後の12日に祖父は過労のために亡くなったからです。父が17歳の時でした。戦争はさまざまなものを破壊します。いかなるいいわけ、理由づけも戦争を正当化することはできません。

☆クリスチャン写真家である森本二太郎さんの個展「レイチェル・カーソンが親しんだメイン州の自然」が、9月9日(火)から21日(日)まで、東京の新宿御苑インフォメーションセンターで行なわれます。『センス・オブ・ワンダー』出版60周年記念で、13日(土)には、上遠恵子さんも加わってトークイベントも。チラシは、茅ヶ崎教会ホームページの「牧師ブログ」からも見ることができます。ご興味のある方はどうぞ。

☆8月18日(月)から20日(水)、日本聖書神学校卒業生研修会が東京目白の校舎にて行なわれました(参加者約60名)。テーマは「敗戦後80周年に考える『日本的キリスト教』の陥穽と可能性」で、講師は山口陽一先生(東京基督教大学特別教授)でした。明治期から戦中・戦後に、キリスト者たちが何を考え、何を発言したのかを膨大な資料に基づき丁寧に説き起こしていただき、たくさんの有益な示唆をいただきました。わたしたちの生活、そして信仰生活も、地域、風土、文化と切り離して語ることはできません。時に無自覚的な「個性」を身に着けます。そしてその「個性」が思わぬ影響をもたらすことも…。10月5日(日)の教会修養会は、わたしたちが自らの「個性」を知る上で、願ってもない機会となりえます。期待しつつ備えたいと思います。

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