牧師室の窓から 2025年7月 

牧師 田村 博

☆今、日本で気候の「二季化」(春と秋がなくなり夏と冬だけになってしまうこと)が進行していると指摘されています。この急激な温度変化に、体調を崩されている方々が増えています。主にあるお一人ひとりが守られますように祈ります。

☆ 第119回定期教会総会(6/29)にて、議案「聖書協会共同訳聖書への切り替えの件」が賛成多数で可決されました。具体的には、「主日公同礼拝の朗読用聖書を 2026 年 1 月から『聖書協会共同訳聖書』に変更することを目指し、必要な準備・措置を行う。」という内容です。記録によると、かつて茅ヶ崎教会が口語訳から新共同訳へ切り替えたのが発刊 7 年後でしたが、今回もほぼ同じタイミングということになります。礼拝使用聖書の切り替えは、日常使用言語の変化や聖書本文研究の進展を踏まえて約 30 年に 1 回の頻度でなされています。切り替えの節目に臨んで戸惑っている方もいらっしゃるかと思いますが、二つの異なる翻訳に触れることができることは、実は、大きな「恵み」ではないでしょうか。神学生時代に、ある教授が「註解書をあちこち開くより、異なる訳の聖書を開いたほうが貴重な気づきを与えられることが多い」と話していたことを思い出します。今後のスケジュールは次の通りです。

  (1)7月20日から…日本聖書協会発行の小冊子(2種類)を配布する。

  (2)8月から…教会備え付け聖書(中型版10冊、小型版3冊)を購入し、いつでも誰で

も手にとって見ることができるようにする。

  (3)9月から…希望者への個人用聖書共同購入を開始する。もちろん個人用聖書とし

          て今まで通り「新共同訳」を使用することも自由です。

  (4)2026年1月から…主日礼拝朗読を聖書協会共同訳で行なう。

 なお、7月役員会では次のことも決まりました。

  ・「交読文」は当分、現在使用している「新共同訳」分冊を用いる。

  ・講壇用備え付け聖書は、「大型版聖書」を使用する。

  ・「聖餐式」等の朗読聖書は、2026年1月から「聖書協会共同訳」を用いる。

  ・8月以降の受洗者等へのプレゼントについては、「聖書協会共同訳」とする。

  ・「招詞」については8月以降に検討する。

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