牧師 田村 博
「牧師室の窓から」 牧師 田村 博
☆2023年度が始まりました。先月3月まで、主日礼拝の讃美歌斉唱は、全節ではなく2節分に限っていましたが、この4月から全節賛美に戻りました。次月からは、3年ぶりに起立しての斉唱となります。引き続き、換気、消毒などに留意しながら、マスク着用の判断についても見極めてまいりたいと思います。病院にて加療中であったり、施設に入所されているゆえに面会に様々な制限が加わっている方々の上にも、一日も早く自由に面会できる時がおとずれますようにと祈り願っております。
☆今年は6月4日(日)午後、精神科医であり放送大学教授である石丸昌彦先生をお迎えして特別講演会を開催いたします。先生は、キリスト教メンタルケアセンター(CMCC)の副理事長もなさっており、昨年出版された『老いと祝福』(日本キリスト教団出版局)は、幅広い年齢層で愛読されています。また2020年には『神さまが見守る子どもの成長 -誕生・こころ・病・いのち-』(日本キリスト教団出版局)という本も執筆されています。この本は、2015年から2019年にかけて日本基督教団柿ノ木坂教会の保護者たちに届けられたC.S.通信に掲載された文章に手を入れて一冊にまとめられたものです。今回の講演の主題は「祝福のみなもと」であり、最新刊『老いと祝福』とのつながりの中でお話しいただきますが、幅広い年齢層のいろいろな立場の方々にとって、すばらしい出会いの場となること間違いありません。1か月後に迫ってきたこの貴重な機会のためにお祈りをいただくと共に、多くの参加者が起こされるように身近な方々にお声がけいただければ幸いです。
☆牧師館の南側正面スペースに、昨年「藤袴(フジバカマ)」の苗を2本植えました。この植物は宿根草で、地上部分は冬には枯れ、地下に残った根から春になると新しい芽が伸びてくるというライフサイクルを持っています。果たして今春、昨年の倍以上の茎がグングン伸びてきました。やがて花を咲かせ、その花に「アサギマダラ(長距離の旅をする蝶の名前です)」が飛来することを夢に見ながら、その隣には「鬼女欄(キジョラン)」の苗と種を植えました。これは飛来した蝶が産卵するための植物です。茅ヶ崎教会が昆虫たちにとっても憩いの場となることを願いつつ。