牧師室の窓から 2023年2月

牧師 田村 博

「牧師室の窓から」                  牧師 田村 博

☆2023年の新しい年がスタートし、早2ヵ月が経過しました。2月26日(日)には、定期教会総会が行なわれ、新年度に向けての具体的な備えがなされます。現時点で、現役役員のうち2名が入院中、1名が職場の激務のゆえに教会にて礼拝をささげることが困難な状況に陥っているという、まことに厳しい状況に置かれています。また、愛するご家族が天に召されてその心の痛みがまだ癒えていない姉妹もいらっしゃいます。折しもこの1月から主日礼拝で「ヨハネの黙示録」より御言葉をいただいております。迫害の真っ只中に置かれていた初代教会・クリスチャンたちの生々しい声が響いてくるような箇所に満ちている書であり、その困難の中でまことの信仰が磨かれ、養われてゆく様子は、大きな希望と慰めを届けてくれます。コロナ禍も収束しつつあります。互いに執り成し祈りつつ、主にお従いしてゆきたいと思います。そこには必ず「永遠の命」につながる「栄光の冠」が待っているのですから。

☆年度の途中ではありますが、今月号(2023年2月号)から『月報』と『よきおとずれ』を一本化して発行することになりました。『よきおとずれ』誕生の記録については、2007年『月報』10月号の「役員会(9/9)報告」に記載されている通りです。そこには「伝道用媒体発行の件」というタイトルのもとに「名称を『よきおとずれ』に決定。月報9月号を再編集した第1号の発行を決定。」と報告されています。2007年度とは、盛谷祐三牧師に代わって櫻井重宣牧師が就任した年です。新たに着任した櫻井牧師のもとで、力強く世に打って出ようという伝道への熱い思いが『よきおとずれ』を生み出したに違いありません。当時の『月報』を見ると、そこにはかなり詳細な「役員会報告」があり、「会計報告」には献金者氏名と一人ひとりの金額が全員分記されています。その後、2010年には「会計報告」の形式が現在のようなかたちに変更され、「役員会報告」も少しずつ簡略なものに変わってきました。これらの変遷を踏まえ、現在のような「役員会報告」「会計報告」であれば、求道者の方々にご覧いただいても差し支えないのではないか、いやむしろ、教会の様子を知っていただくことはプラスになるのではないかといった議論を経て、今回の一本化に至った次第です。先月(2023年1月)で、『月報』は869号、『よきおとずれ』は186号を迎えています。『よきおとずれ』の186号分の発行に込められた思いと実際に発行作業に携わった方々のお働きに感謝しつつ、『月報(よきおとずれ)』(紙面タイトルにはカッコはつけない)として、月報発行を継続してゆきたいと思います(今誌は870号です)。

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