牧師 田村 博
「牧師室の窓から」 牧師 田村 博
☆関東地方では今年の10月は台風上陸が少なかったものの、寒暖の差が激しく体調管理に難しさを感じていらっしゃる方も多いと思います。そのような中、主の日の礼拝を欠くことなく継続できております幸いを感謝いたします。
☆キリスト教会は、教会暦と呼ばれる暦を大切にしてきました。その本来の目的は、聖書の出来事・記事を一年がかりでたどり直すことにあります。さまざまな変化を含みつつも季節は一年というサイクルでめぐってきます。そのサイクルそのものも創造主なる神様がお造りになったものですが、同時に、一回限りの歴史的な出来事の中にも、神様はご自身のご意思をあらわされました。季節は繰り返しますが、歴史は放置しておけば記憶の中で埋没し風化してしまうことでしょう。そこで教会は、教会暦というかたちで、わたしたちがその歴史を心に刻み続けることができるように工夫をしたのです。
☆10月16日(日)には、秋の特別伝道礼拝を行うことができました。今年度は、10月の一回で終えてしまうのではなく、「聖書の中の宝」シリーズとして、第2回11月13日(日)「ぶどう」、第3回12月11日(日)「水」と続きます。続けて参加される方々が起こされますようにと願っています。また、10月30日(日)は、茅ヶ崎教会の創立95周年記念礼拝です。教会総会で「創立百周年委員会」の発足が承認され、少しずつ話し合いが重ねられています。さらに11月6日には召天者記念礼拝と三教会合同墓前礼拝が予定されています。降誕前節に入り、主のご降誕を覚える時が近づいていますが、その中で、主が茅ヶ崎教会に注いでくださっている恵みをあらためて数えたいと思います。
