☆新しい年、2019年を迎えました。昨年もそうでしたが、新しい年になっても大きな苦しみ、試練に直面しておられる方が多く、牧会者としてその方々の何の力にもなりえず、苦悩する日々です。こうした日々なので、ゲッセマネの園で、悲しみもだえ、「死ぬばかりに悲しい」とおっしゃって祈り、十字架へと進まれたイエスさまの苦しみを心深く覚えます。そして、ボンヘッファーの「われわれが挫折する、その時こそ、神は信じがたいほど近くいます時であり、絶対に遠く離れたもう時ではない」という言葉に深い思いをさせられています。
☆14日(月)、大分教会で開催された大分地区の信徒修養会に講師として奉仕しました。この修養会は大分地区内の20の教会が励まし合い、祈り合って教会生活に励むために2年に一度開催されているそうです。今回の主題は「高齢期を生きる~教会の課題~」でした。大分地区内の17の教会から100名が参加しました。午前は開会礼拝と主題の講演、講演終了後、青年、婦人、壮年そして教職の四つに分かれて昼食。その後、また礼拝堂に集まり、成人になられたお二人の紹介があり、引き続き、前回の修養会から2年の間に洗礼を受けた方々が紹介され、地区長が祝福の祈りをささげ、記念品がプレゼントされました。地区内の教会で成人式を迎えた若い人のために喜びを共にし、与えられた受洗者を地区全体で喜びを共にする、その姿に励まされました。そして、会の最後のプログラムは参加者全員で会場教会の清掃でした。うれしかったことは、茅ヶ崎教会にかつて在籍していた小川弓子姉にお会いし、同姉の母上中村幸栄姉の消息を聞くことができたことです。中村姉はご高齢ですが、お元気とのこと。また、秋田時代にお世話になった瀬谷重治牧師と土合竹次郎牧師の娘さんたちにお会いしました。お二人の牧師から息子のように可愛がって頂いたので、本当にうれしい出会いでした。修養会終了後、秋田楢山教会の会員が10年前に娘さんのおられる別府に移住し、別府の老人ホームにおられるのでお訪ねしました。95歳になっておられましたが、久しぶりの再会をとても喜んでくださいました。
クリスマス前後から体調を崩していたので、このたびの大分行きは皆さんにご心配をおかけしましたが、お祈りに支えられ、無事に行って来ることができました。お祈りを本当にありがとうございました。