牧師室の窓から 2018年6月

★6月24日は第105回定期教会総会でした。6月総会は、例年、前年度の教会の諸報告と教会会計決算報告の承認と今年度の補正予算案の承認が議題ですが、今回は青木英弘兄の遺贈会計の報告が大切な議題でした。昨年3月11日に青木兄が急逝してから公正証書に基づき、弁護士、税理士、司法書士、不動産会社にご協力頂きながら、国税庁、法務局、県、市へ書類を提出し、5月31日ですべての事務が完了し、青木兄から教会に多額の献金が献げられました。役員会では、青木兄と母上、みんさんの祈りと志を重く受けとめ、先ず最初に献げられた献金から、東京神学大学、日本聖書神学校そして大地震発生から7年経過してもなお再建に労苦している奥羽教区と東北教区そして青木兄と交わりがあった茅ヶ崎香川教会と茅ヶ崎南湖教会にお献げし、そのうえで、教会が感謝して受領することを皆さんに提案し、ご理解頂き、承認されました。心残りなことは、青木さんの部屋に、青木みんさんがお書きになったと思われる「重要 林芙美子筆」という封筒があり、内に、一枚の短冊が入っていました。すぐ新宿にある林芙美子記念館に持参し、鑑定を依頼しましたが、林芙美子の筆跡と断定できないということで返却されました。これが短冊のコピーです。今後のこと思案しています。

★聖書研究祈祷会①でアモス書に耳を傾けています。先日学んだ8章で、アモスは「わたしがききんをこの国に送る日が来る。それはパンのききんではない、水にかわくのでもない。主の言葉を聞くことのききんである」(口語訳)と語っています。今の時代、いろいろな問題がうごめいていますが、まさに、主の言葉を聞くことのできないききんと思わされ、教会の責任を痛感しています。わたしたちキリスト者が、何よりも牧師が、朝ごとに「しもべは聞きます。主よ、お話しください」(サムエル上3:9)と、みことばへの傾聴の姿勢をくずさず、「疲れた人を励ます言葉」(イザヤ書50:4)を与えられ、それを携えゆくものでありたいと願うものです。

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