牧師室の窓から 2018年4月

☆2018年度の教会の歩みは4月1日のイースター礼拝から始まりました。毎年のように、
イースターの礼拝で、30年前に召された内藤協牧師の四行詩を紹介しますが、今年は
下記の四行詩、四つを紹介しました。

・復活のメッセージは 絶望と行詰まりの中から
再び新しく生きるように との天の招きです

・イースターです もう駄目だと思った所から
       新しい生命が始まる事を 復活の物語は告げます

・イースターです 挫折と失意の人間に向って
       もう一度必ずやり直せると イエスの復活は告げます

・イースターです 挫折の人間に向かって
       あなたも復活できると 復活の主は告げます

イースターの恵みを心深く覚えつつ,今年度の教会の歩みをと祈ります。

☆4月22日(日)は茅ヶ崎香川教会が創立して40年の記念の日でした。午前は
初代牧師の白戸清先生をお迎えして礼拝が行われました。午後行われた「感
謝会」には、わたしたちの教会からも11名出席し、喜びを分かち合いました。
わたしたちの教会が開拓伝道に着手したのは木下芳次牧師がドイツ留学を
終えて帰国した翌年1967年でした。当初の計画は南湖・柳島でしたが、その後、
市北部の鶴が台、円蔵、香川地区への開拓伝道を決議し,1973年に現在地を購入し、
そこに中古のプレハブ園舎を解体して最初の会堂を建築しました。1977年10月30日、
教会創立50周年記念礼拝を行い、その日の午後、臨時総会を行い、現住陪餐会員
121名中102名が出席しました。伝道所を開設するためには現住陪餐会員の3分の2
以上が出席し、3分の2以上の同意を必要とする、と教会規則を変更して行った総会でした。
教会員の熱意と同意が得られなければ、株分けして開拓伝道に踏み切るべきでない、
教会を産み出すのは個人の熱意ではなく、教会の熱意だという考えを教会全体で共有し、
茅ヶ崎香川教会を産み出したのです。翌1978年3月、茅ヶ崎香川伝道所に移る人々を送
別する祈祷会で、故・馬場芳春兄は「十年後、百年後に一人の迷える小羊があの香川の
門をたたいた時に、その扉の中に真実の救いがいつも生きているように祈っています」と
送別の言葉を語りました。先人の信仰と祈りを大切に受け継ぎたいと願っています。

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