牧師室の窓から 2015年10月

★毎年10月は、毎週、特別な礼拝が続きます。第一日曜日は、世界聖餐日・世界宣教の日でした。前、茅ヶ崎恵泉教会の牧師の坐間豊牧師の働きのため祈りました。坐間牧師は現在、カナダのバンクーバー日系人合同教会の日語部教会で奉仕しておられます。バンクーバー日系人合同教会は、日語部教会と英語部教会(二世以下)がそれぞれ独立して存在し、牧師もそれぞれいて、礼拝も別々に行うのですが、建物は一つだそうです。坐間牧師が牧する日語部教会は会員が30名、礼拝出席は13名とのことです。日語部は日本語を母語とする人々の教会ですが、教勢の衰退、高齢化が顕著で、二万五千人の日系人社会に移住する人は増えず、駐在員も減少している様子です。第二次大戦下の日系人強制収容、強制移動という負の遺産を負いながら歩む教会で労苦している坐間牧師のため祈り続けたいと願っています。

★第二日曜日は神学校日でした。礼拝で、7月から当教会で教会実習に励んでいる飯泉有一神学生が証しをしました。イエスさまがエルサレムに入城される時イエスさまをお乗せした「ちいろば」のようにイエスさまのお役にたちたいと証しした飯泉神学生のため、これからも祈り続けたいと強く思わされました。当日の礼拝には、飯泉神学生を励まそうとして日本聖書神学校校長の小林誠治先生ご夫妻そしてご子息ご夫妻でおいでくださいました。一人の神学生のため心を砕く神学校のためにも祈りましょう。

★第三日曜日は、秋の伝道礼拝でした。配布されたチラシを見ておいでになった方、家族に誘われた方、関田寛雄先生に若い時お世話になった方等、初めておいでになった方々がいつもより多くおられました。関田先生は87歳というご高齢ですが、そうした年齢を全く感じさせず、礼拝説教、講演を力強くしてくださいました。説教では、イエスさまが低い所、陰府にまで降って、そのところでわたしたちを抱え込んでくださるという福音の豊かさを、午後の講演会では、茅ケ崎教会の今年度の年間主題である「希望を証しする教会」というテーマでお話しくださいました。最後に、関田先生が5月15日に朝鮮民主主義人民共和国の板門店で祈った「北南朝鮮統一を願い求める祈り」を紹介してくださいました。関田先生の熱情に励まされ、イエスさまに従う者の使命と責任を深く考えさせられた一日でした。 伝道礼拝やクリスマスの案内のチラシを毎回作成して下さる大川浩兄のご尽力に心から感謝します。

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