★わたしたちの教会は今日まで何人かの献身者が与えられ、その出身牧師お一人お一人の働きのため教会全体でいつも祈り続けています。そのお一人の柳田剛行牧師が昨年4月に61歳で召されるという悲しみに直面したのですが、お連れ合いの柳田雅江牧師の願いから、5月6日柳田剛行牧師の納骨式を湘南キリスト教墓苑の当教会墓所で行いました。当教会で洗礼を受け、当教会から献身した柳田牧師が、当教会の墓所で終わりの日のよみがえりを待つことに深い思いをさせられます。柳田牧師の志しを受け継ぐかのように、南部正人兄が5月20日、東海教区総会で准允を受領し、松本教会担任教師に就任しました。木下芳次牧師から、伝道者になることを勧められた南部兄は長年それを心の中で暖め、御心を問い続け、このたび、伝道者として歩み始めました。南部教師の決断に重いものを覚えます。また、数年前に隠退した大森清一牧師は現役に復帰し、茨城県の石岡教会主任担任教師になられました。伝道への熱い思いからです。
★今春、祈りのうちに覚えていた方々が遣わされた教会で新たな歩みを始めました。当教会において夏期伝道に従事した吉武真理牧師は4年間の赤羽教会の担任教師としての働きを終え、広島県の松永教会の主任担任教師になりました。また当教会の神学校日礼拝の奉仕や夏期伝道に従事した上田真由美教師は富士見町教会の担任教師に、山田(吉原)麻衣子教師は名古屋北教会の担任教師に、鈴木みどり教師は聖ヶ丘教会の信徒伝道者として伝道者として歩み始めました。 個人的にうれしいことがまだあります。秋田楢山教会在任中、親しい交わりをもっていた牧師が秋田楢山教会のメンバーと結婚し、青森、秋田、長野の教会に仕え、現在は沖縄で伝道していますが、お二人の長女が南部教師と同級で、この春、島根県の教会に赴任しました。生まれる前から知っていた彼女が、小さい教会で労苦する両親の姿を心に焼き付け、献身したことに心を動かされます。もう一人、二年前に、春の伝道礼拝の講師としてお迎えした左近豊牧師は、東京の美竹教会の主任担任教師になられました。左近豊牧師の御尊父、左近淑先生は東京神学大学学長のとき59歳で召されました。左近淑先生は、学問することの大切さを語るとともに、学んだ人が教会に仕えて欲しいといつもおっしゃっていました。左近豊牧師の美竹教会就任を天国の淑先生が喜んでおられることを思わされます。 わたしたちが祈ってきたこれらの教師が全国の教会とくに小さな、困難な教会で奉仕していることを覚え、その働きのために祈り続けたいと願っています。