★10月30日(日)は、創立84周年記念礼拝として、当教会出身牧師のお一人、柳田剛行先生をお迎えしました。現在、新潟の見附教会牧師です。 礼拝では、ヨハネによる福音書8章に記される「姦通の女」の箇所をテキストにした説教でした。レンブラントは地面に何か書き続けるイエスさまを描き、 イエスさまの指に人々の関心が引き付けられていることをお話しくださり、深い感銘を覚えました。この絵をここに紹介します。人々の関心が、この女の人ではなく、 イエスさまの指に向けられていることが分かります。女の人にだれも関心を持たず、女の人は立っています。
★11月6日(日)は午前が召天者記念礼拝、午後は三教会合同墓前礼拝でした。 午前の礼拝でも、午後の墓前礼拝でも、ヘンリ・J・ナウウエンの『最後の日記』に言及しました。墓前礼拝で紹介したのは、サーカス・グル―プの人からナウウエンが聞き、彼自身が感銘を受けたことです。こういうことです。 「観衆の頭上高く吊るされたブランコを揺らしながら、勇敢に空中に飛び出す人は、ブランコを手放したら、自分の腕をただ伸ばして、つかまえてくれる人の強い『手』が、落下から自分を引き上げてくれるのを待つだけだ。飛ぶ人は決して、つかまえてくれる人の手を自分からつかんではいけない。完全に信頼して待つのだ。」 ナウウエンはこの話を聞き、ただ神という「永遠のとらえ手」に向かって、その愛の手に自分を任せきって飛びたいという願望を持つようになったと記しています。そしてナウウエンは日記を記した数カ月後、神さまがしっかりとつかまえてくださることを信頼し、安心して神の国に向かって飛び出したのです。