牧師室の窓から 2021年4月

 牧師 田村 博                 

☆ 神奈川県を含む首都圏の地域に発令されていた緊急事態宣言が解除されたのも束の間、間もなく三度目の宣言が発令されようとしています。そのような中ですが、2020年度は52回の主日礼拝を一度も休むことなくささげ続けることができたことを心より感謝いたします。寒い冬の日に窓を開け放しての会堂で、コート、ひざ掛け、カイロなどを利用された方々のみならず、無症状感染の可能性を案じて自粛され、音声配信や礼拝の手引きを利用して心を合わせ続けてくださった方々もいらっしゃいます。お一人ひとりに、主が豊かに報いてくださいますように。今後の医療関係各方面に大きな混乱と危機が生じないことを願っております。

☆ 茅ヶ崎教会版エンディングノート『天国への備え』について 

 ある修道院では、朝の挨拶の言葉として「メメント・モリ」と交わしているそうです。 「メメント」とは「覚えている」というラテン語の命令形、「モリ」は「死ぬ」というラテン語の動詞の不定法で、「(自分が)死ぬことを覚えていよ。」という意味です。あのアップル社の創立者であるスティーブ・ジョブズ氏が米国スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチにこの言葉を引用したことで、ひと時話題になりました。修道院に入るほどの強い信仰があるから、そのように挨拶を交わすことができるのでしょうか? 主イエスは、信仰を増し加えてくださいと迫る弟子に対して、からしだね一粒ほどの信仰があれば…、と語られました。主イエスは、わたしたちに永遠の命を与えるために来られたのです。目に見える地上の歩みで人生は完結しません。その先にある約束と希望について、神様は聖書を通してわたしたちに語り続けています。ですから、わたしたちもまた、「メメント・モリ」と言葉を交わすことができるのです。それゆえ、『天国への備え』に向かい合うこともできるのです。聖霊の助けによって!

☆ この4月より櫻井重宣牧師は、鎌倉泉水教会の牧師として現役復帰されています。先生ご夫妻のご健康が守られ、お働きが祝されますようにお祈りください。

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