牧師室の窓から 2021年9月

牧師 田村 博

「牧師室の窓から」                  

☆緊急事態宣言が発令されていますが、第5波そのものは収束に向かっているようです。今後、11歳以下のワクチン接種対象外の児童・園児たちへの感染拡大が心配です。医療関係に従事されている方々や、コロナ禍ゆえに厳しい状況にある方々の上に、主のお守りとお支えをお祈りいたします。茅ヶ崎教会では、週日の聖研祈禱会を休会として感染リスクの減少に努めつつ、主日礼拝を継続しています。引き続き、お祈り、そして感染防止のためのご協力をお願いいたします。

テキスト ボックス:  
 ランタナ(Lantana camara)
☆教会西側の緑地部分にランタナの花が咲いています。ピンクと黄色の混じった派手な色彩が特徴です。蝶をはじめ、いろいろな昆虫がその花の香りに誘われて集まってきます。あまりにも勢いよく道路の方に向かって枝を伸ばしていたので、少々枝を落としました。すると10cm以上はあろうかというみごとなカマキリが飛び出してきました。元の場所あたりに帰っていただき、切った枝をゴミ袋にほうり込んでしばらくしてからのことです。ゴミ袋の口を閉じようとして手を伸ばすと、なんとそこに、先ほどより一回り小さいもののそれでも8cm以上はあろうかという立派なカマキリがゴミの山の頂点に鎮座してこちらを睨んでいるではありませんか。枝だと思って袋の中にほうり込んだ中に紛れていたのです。これらのカマキリの色は、ランタナの茎や葉の色とほとんど同じでした。世の中には派手な演出が溢れています。映像の世界でも本当の人間と区別がつかないほどの画像が作成されています。急ピッチで開発が進んでいる人型ロボットは、見た目も動きも人間そっくりのものを作ることも不可能ではないと言われています。先端技術のすべてを否定的、懐疑的にとらえるわけではありませんが、見た目にだけ気を奪われていると、気がついた時には、ランタナの茎や葉のふりをしてそっと近づいて獲物を捕らえるカマキリのような存在に捕まってしまい、魂を奪われてしまうというようなことが起きるのではないでしょうか。本当に大切なものにしっかりと目を向けて歩みたいと思います。

  

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