***牧師室の窓から***
2013年 8月



 私たちの教会では戦時下の週報も大切に保存されています。当時の牧師は高田彰牧師です。68年前の8月の週報を一部紹介します。 
★8月5日の週報  説教「狭き門より入れ」マタイ7:3.4  前週の統計 祈祷会 18 日曜学校 警報のため休会 礼拝10
・7月29日(日)警報で日曜学校休校。十時半までに三度発令されて解除。11時近く集まった人だけで礼拝を守る。祝祷の終ったとたんにサイレン。
・7月30日(月)終日小型機の来襲。処々に爆弾が落ち、教会の屋根に高射砲の破片がささった。
★8月12日の週報 説教「懼るるなかれ」イザヤ書7章 前週の統計 祈祷会(8月1日) 8 日曜学校(5日) 生徒27 教師4 礼拝10
・8月8日(水) 夕刻珍しい時間にB29の編隊来襲。夜は牧師館で祈祷会
・8月9日(木) ソ連参戦の報!「なんぢ慎みて静かなれ。懼るるなかれ」
★8月19日の週報 説教「出埃及(しゅつエジプト)」 使徒行伝7章  前週の統計 祈祷会(8日) 6 日曜学校22  礼拝15  祈祷会(15日) 9 《各位に告ぐ、我等は衷心より畏くも今回陛下より賜りたる御詔勅を奉戴し、苟くも流言飛語等に惑はさるることなく、軽挙妄動を謹しみ、各職域に於て冷静に日本国民として同時に信仰者として生活に徹せられむことを切望す。 主管者 高田彰》
・8月15日(水)正午、会堂にラヂオを置いて高橋家其他の方々と陛下の御放送を拝聴する。 暑い午後の静寂に蝉が鳴いていた。人の声は一億の嗚咽のみであった。 
・8月16日(木)おそるべき原子爆弾についての発表をきく。嗚呼。 
★8月26日の週報 説教「葡萄園の歌」イザヤ書5章 前週の統計 礼拝15 祈祷会13 
・20日(月)燈火管制が解かれて明るい電灯の下で青年部の例会
・21日(火) 15日以来はじめて上京し、二重橋に至り、それから神田と教団本部と目黒へ 
・22日(水)連合軍の進駐に関する報道があった。 

   これほど戦時下の教会の息遣いを知ることができる週報が保存されているのは全国でも珍しく、貴重です。国家の歩みと軌を一つにしていたことと共に、空襲警報の中で、礼拝を、祈祷会を、日曜学校を守り続けたことを知ることができます。茅ケ崎教会はあと14年で教会創立百年です。こうした息遣いをていねいに記す百年史を作成する準備に入りたいと思います。