***牧師室の窓から***
2013年 5月



★ここ数年、毎年のように一人、二人と高齢のため礼拝出席が困難になった方々がおられ ますが、この数カ月、あたかも大きな波が打ち寄せてきたように、あっというまに、礼拝 出席者数が平均して10名近く減少しました。高齢になったため、重い病の家族の看病の ためと、事情はさまざまですが、礼拝のとき空いた席をみるたびにその席に座っておられ た方々を思い起こします。それと共に、何十年も礼拝を守り続け、今、礼拝出席が困難に なり、主の日に自宅で、施設で過ごさざるを得ない方々が覚える淋しさ、つらさを思います。 パトモス島に幽閉された黙示録の著者ヨハネは、主の日の礼拝の時間になると、自分が仕 えた教会の礼拝に思いを寄せ、その礼拝のため祈っていました。わたしたちの礼拝も、多 くの「ヨハネ」に祈られている礼拝であることを思わされます。

★4月28日の礼拝に7ヶ月ぶりに三村蒔人君がお父さんの仁さん、お母さんの里辺鹿さん、 弟の恵人君と一緒に出席しました。何度も何度も手術を受け続けた蒔人君のため、毎週の 礼拝および祈祷会で祈ってきただけに、礼拝後、御一家から挨拶を受け、ここまで回復し、 リハビリに励む蒔人君の姿に、うれしさのあまり多くの人々が涙を抑えることが出来ませ んでした。あと一ヶ月、七沢の神奈川リハビリテーション病院でリハビリに励む蒔人君の ため、その間、平日は平塚から職場、保育園に通う三村さんご一家のため祈り続けましょう。

★5月3日、湘南東部総合病院の緩和病棟の病室で洗礼を受けた位野花敏子さんが20日 逝去されました。75歳でした。夫の位野花嘉一さんは敏子さんが緩和病棟(ホスピス) に入院以来、連日、朝9時から夕方まで看病しておられましたが、一度も洗礼のことを話 したり、勧めたことはなかったそうですが、5月2日敏子さんから突然の申し出がなされ ました。咋年の10月に発病以来、敏子さんのお心にはそうした願いが少しずつ芽生えお られたのではないしょうか。いずれにしろ、神さまのお導きとしかいいようのない洗礼式 でした。敏子さんが生涯の最後にアーメンとおっしゃった讃美歌はU―167のアメイジ ンググレイスです。この讃美歌の詞に思いを深くさせられます。 「われをもすくいし くしきめぐみ まよいし身もいま たちかえりぬ この身はおとろえ 世を去るとき、よろこびあふるる み国に生きん」。